こんばんは、よるねこです。
テスト勉強や受験、資格勉強など、膨大な知識を記憶しなければいけないときってありますよね。
私もアラフォーで資格勉強をしたときは、自分の忘れっぽさにかなり落ち込みました。
覚えなくてはいけないことがたくさんあって、毎日復習する時間もない・・
忙しく毎日を過ごしていると、復習の時間も後回しにしがちになってしまいますよね。
そんな忙しい人にぜひ知っておいてほしいのが、復習はタイミングが大事ということ。
今回は、「効率的な復習のタイミング」についてお話します。
人は数時間後にはほとんど忘れてしまうもの
印象的に残った楽しい思い出や悲しい出来事などはいつまでも覚えているのに、勉強の内容はすぐに忘れてしまう・・
びっくりするくらい人間の忘れる能力は優れていますよね。
でもテスト勉強や受験勉強、資格試験の勉強中には、そんなことは言ってられません。
何としてでも覚えたいもの。
記憶研究の第一人者である実験心理学者のヘルマン・エビングハウスは、みずからを実験台にして記憶の忘れやすさを調査しました。
その調査をまとめたものが「エビングハウスの忘却曲線」と言われているものです。
この調査は、無意味な情報(興味のないものなど)を記憶させるときを対象にしていて、グラフの横軸は時間、縦軸に節約率を表しています。
節約率というのは、ちょっとわかりづらいので補足しますね。
節約率とは、一度記憶した内容をもういちど記憶し直したときに、最初に比べてどれだけ節約できたかという意味になります。
つまり、20分後の節約率は58%なので、一度覚えたことも20分後には約42%分を学び直す時間がかかるということです。
このグラフからわかることは
- 記憶した翌日には約7割、1ヶ月後には約8割を忘れてしまう
- 時間が経てば経つほど、学び直すまでに時間がかかる
予想以上に人の忘れるスピードって速いんだね。興味がないものを覚えるときのコツは「忘れる前に復習する」が大切だね。
この時間の経過と忘れるスピードを知ることで、どのタイミングで復習をすると効果的なのかということが見えてきます。
効率的に復習するタイミングはいつなの?
では、いつ復習をすれば忘れにくくなるのでしょうか?
エビングハウスの忘却曲線を参考に考えていくと、
1.勉強した翌日
2.1週間後
3.3週間後
4.1ヶ月後
1ヶ月の間に計4回の復習をするのが効果的だと考えられます。
翌日までに一気に曲線が下がり約7割を忘れてしまっていることから、特に翌日の復習がとても重要だといえるでしょう。
「復習は早めにするのがいい」とよく言われているのは、このためなんですね。
どんなに一夜漬けでがんばって覚えても、すぐに記憶は薄れてしまうもの。
残念ながら「楽して覚える」という方法はなく、記憶を脳に定着させるには「何度も繰り返し記憶すること」が最も近道になるということです。
忙しくて毎日の復習は無理でも、翌日の復習と1ヶ月以内の復習なら続けていけそうですよね。
テスト前や試験前は、1ヶ月は余裕をもって復習を始めるのがおすすめです。
しっかり睡眠をとって効率的な復習をしていきましょう。
では、今夜もグッドスリープを。